今日は、
五島美術館 で 6月16日 まで開催中の
『館蔵 近代の日本画展』
についてのご紹介をしたいと思います~。
当ブログ初登場の五島美術館。
去年の秋にリニューアルオープンしてから伺うタイミングを見計らっていたのですが、
この6月になって漸く行って参りました。
他展示の期間的な問題等からコチラの記事をあげるのがすっかり遅くなってしまいましたので
前置きブッチ抜きで急いでいきましょう!
保存展示を目的とした美術館です。
辺りの所蔵が特に有名で、
私的にはやはり…
重要文化財『前九年合戦絵詞断簡』
を所蔵している辺りが気になる処です。
場所は…昔の多摩美というか、
今の多摩美夜間部の校舎の本当に程近くです。
が、
二子玉から行った為…
私の知る二子玉の姿が特に駅前はなく、物凄い変わり様で…
迷ってしまいました…。
ハイ、コチラが正面玄関。
…って、逆光でみえないですね!失礼しました!
では、庭園側から~
入口にある通路を挟んで展示室1と2があります。
コチラの庭園も色々と面白かったのですが
まずは展示。
本展は、
私的には、
竹内栖鳳 の出展があるという情報を掴んでいた為行きました。
横山大観 作品を中心に
近代日本画の錚錚たるメンツの名匠作品がズラリと並びます。
これが…かなり豪華!
狩野芳崖 、橋本雅邦 、下村観山、川合玉堂、菱田春草、村上松園、
鏑木清方、菊池契月、松岡映丘、小林古径、安田靫彦、前田青邨、
川端龍子、村上華岳、奥村土牛、小茂田青樹、堂本印象、山口蓬春…
(作品並び順)
…アレ?
コレってもしかして…
日本画好きでなければついてこれなっかたりします?
私的には凄い豪華とか思ったのですけど…(笑)
でも、これだけ並ぶと自分の好みがハッキリしてくるというか
私はどーうも…
が、好きなんですよねぇ。
いつもの如くマイ絵葉書コレクションから…(笑)
この下に落ちている枯葉が物凄い質感だった…
背景の遠近感、というか焚火の煙具合?
モンの凄いです。
あ、竹内栖鳳は私的にまた別格です(笑)
そんな竹内栖鳳の私的一押しは…
参考出品されていた『喜雀』ですね~!
すみません。マイ絵葉書コレクションにはないので画像はあげれず。
小茂田青樹/緑雨/五島美術館蔵
雨の雰囲気がよく出ていますねぇ。
あと宇野雪村コレクションとして
硯やら墨やら文房具たちが並んでおりました。
中でも、墨!
書道も嗜んでいた私的には
墨って、使うモノではないのっ?!
みたいな…
でもですね、
凄い細かく美麗な細工がされていたりして美術品なわけですよ。
これは使えなくなるよなぁ と思うとともに
何故墨を美しくしようとしたのかしら?とは
若干思いました…(王様への献上品とかですかね?)
ココまでが展示室1で、
展示室2は横山大観作品が纏まっております。
コレ、構図を凄い思い切りましたよね…。
総じて、
展示室そのものは 凄い大きい! という訳でわないですが
決して数が少ない訳ではなくて、見応えがありました。
今!とりあえず!日本画をガッツリ見たいっ!!
という具合の方には本展示はかなりオススメ出来ると思います。
お知らせが遅くて恐縮ですが…
明後日の16日、日曜日までです!
ご入用の方は お急ぎ下さいませ~っ!
◇開館時間:
午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
◇入館料:
一般 1000円/高・大学生 700円/中学生以下無料
読んで下さった方に感謝を込めて。
先程少しお話したコチラの美術館の庭園ですが、
多摩川が武蔵野台地を侵食して出来た“国分寺崖線”という自然の傾斜と
武蔵野の雑木林がよく活かされている庭園なのだとか。
この地を購入した五島慶太氏は、
自然環境をそのままに石塔等を配置したそうで
今でも人の手を入れるのは必要最小限に留めてある為
限りなく自然に近い状態で見られる
世田谷区内でも数少ない庭園だそうです。
では、ちょっと冒険に出かけてみましょう!
基本構造が崖なのでこの様な階段を下ったり、上ったり…
五島慶太氏の“健脚コース”だったそうです。
上から見るとこんな感じ。
園内には東京都指定の天然記念物、樹齢約250年になる
“上野毛のコブシ”と呼ばれるコブシの老木があったり
菖蒲園があったり、藤棚があったり、
花の咲いてる時期に来たら良いだろうなぁと思いました…
いや、私が行った時はち~ょうど
上写真にチラッと写った紫陽花だけだったので
そんな花の少ない園内で、
何故か百合の様な甘い良い香りがしてそこで写真を撮ってみたら…
こんな光写真になりました~。