おもちゃ箱な平生草子のブログ

好きなイロ色を書いております

 

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竹内栖鳳 展 近代日本画の巨人 前期@東京国立近代美術館に行ってきました~

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実は…

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない

の、再放送を密かに見ていました。←本放送を見ていなかった為

 

昨日が最終回だったのですが…

もう…

号泣だったよ…(ToT)

 

録画を外で見ていて、涙が止まらなくて困った…。

スミマセ…(ρ_;)

さっきまで見ていたので

思わず書いてしまいました…。

 

 

え~…

前置きとはかなり関係ありませんが、

今日は美術館モノです~。

 

今日は、

東京国立近代美術館で10月14日まで開催されている

竹内栖鳳 展 近代日本画の巨人』展

についてご紹介したいと思います~。

 

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ハイ、コチラ

東京国立近代美術館、略して近美前~

え?

前回と同じ写真じゃないかって?

ふっふっふ~←(笑)

よ~くご覧下さい。

光写真になりかけの光の入り方が違います~!

 

…って。

いや、別に近美に光写真を撮りに来ている訳ではないのですが。

(そりゃソウだ!)

 

そんな訳で今回のメインが

竹内栖鳳(たけうち せいほう)という事で…

当ブログでは

お馴染みでしょうか…

 

特集として組んだ事はまだありませんが、

美術館訪問記事でちょくちょく出てきてますね~。

というのは…

いもたが 栖鳳 の追っかけファンの勢いで好きだからですーっ!←(笑)

 

何故ファンなのか…

う~ん…

やっぱり栖鳳の描く絵の持っている雰囲気が…

というか、

対象の持つ気の中でも一番良いモノというか…

彼はソレを “神気” と言いましたが

その雰囲気が、見ていて私的に非常に心地良い為…

うん。理屈ではない。

 

…と、思っていましたら。

 

ええと…

日本画の歴史に於いて、

私極個人的に、特に重要なポイントだと思っているのが

 

雪舟の登場

円山応挙(江戸絵画)の登場

竹内栖鳳の登場

 

辺りかな~と思うのですけども。

えと…

皆さまご存知と思いますが、一応補足説明をつけるなら…

 

雪舟は日本独自の水墨画を確立した人物

→応挙は日本画制作に写生を取り入れた草分け的人物

 

…ですが。

じゃあ、栖鳳は?というと…

 

これまた私的にですが、

幕末~明治時代って…

 

漆芸だと 柴田是真 が登場していたり

陶芸だと 宮川香山 が登場していたり

彫刻だと 高村光雲

仏画だと 狩野一信 でしょ

洋画と日本画を折衷させたのが 川村清雄

 

…という感じの

俗に言う超絶技巧( =マニアック)

の方が多く登場したと思うのですよ。

 

それで日本画は私的には栖鳳…

 

何故このように

同時期に “ザ・超絶技巧集団” が登場したかといえば…

 

日本画だけで見てみれば

江戸時代中期に台頭した江戸絵画の延長線上かと思ったら

違うらしいのですよ

寧ろ幕末の頃の江戸絵画は

最盛期の頃の技法を形式的に描く様式になっていたそうです。

そう、まるで江戸時代中期の狩野派のように。

 

幕末から明治期の日本は

文明開化でそれまでの古いモノは一新する気風がありましたから

恐らく…

今まで通りそのままでは

時代から取り残される

そう思ったのかなぁ。

それかパリ万博への出品された方々は

皆さん、日本の底力を見せつけようと思ったのかなぁ。

 

そこで、

改めて…

実物観察と写実主義の西洋技法を自分なりに取り入れ

更に、

今までの日本画派のそれぞれの技法もミックスさせたのが

栖鳳でした。

 

9月8日放送のNHK Eテレ日曜美術館』では

その時の彼に対する世間での様子を

“鵺派”(鵺→色々動物の部位をしている伝説上の妖怪)

と呼ばれ大変なバッシングにあった

と伝えておりまして

 

その世間の反応に対する栖鳳がですね…

私は鵺派を改めようとは思わない

新しい事を始めるのだから鵺派くらいがちょうど良い

…的な事を言ったらしいのですよーーーっ!

 

超カッコイイっっっ!!

 

私もそんなカッコイイ事が余裕で言えるオトナになりたい~

…って!

栖鳳が好き過ぎて物凄い長い説明でスミマセンっ!

 

つまりですね。

 

雪舟や応挙に同じく、栖鳳も…

日本画の所謂ルネサンスに携わった人だから、

たぶん私は栖鳳の追っかけファンをしているのでしょうね。

 

 

もう2時だ!

そろそろ某ラジオ聞かないと~ヾ(・・; ≡ ;・・)シ←ワタワタしてます

 

 

そんな感じで

栖鳳が出品ていると聞けば見に行っていたので

まあ言っても今回の展示は

結構見ているモノがあるでしょ~

なんて思いつつ見に行った訳ですよ。

 

そしたら~…

 

モンの凄カッタ!

全然全然!

 

どうやら…

 

長らく出品されてこなかった作品が約100展!

素描系の資料が約50展!

 

もうね、

アレも見た事ナイっ!コレも見た事ナイっ!

という感じで、

途中からテンションが凄く上がってしまって~…

見終わった頃には

ちょっともう~…

図録を買えばいいんだかどうなんだかも考えられなくなって!

(色々な栖鳳資料を持っている為~)

(O□O)な顔してたいもたがいっぱいいっぱいのノウミソで買ったのがコチラでした。

 

 

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結局いつもの絵葉書ですね(笑)

 

大獅子図/藤田美術館

 

で、

思ったのですが。

 

やっぱり、

絵はがき何ぞでは本物の魅力は伝わらんのですよーーーっ!

 

本物の作品の持つ存在感というか…

絵から伝わる気迫は、

こんなモンではなかったデスヨーーーーーーっっ!!

前期日程の会期が9月23日に迫っております事ですし!

しかも、

前期と後期に出品される作品はだいぶい違うようですよ!

ぜひ会場へお急ぎ下さいぃ~~~!

 

え?

私のオススメ?

 

う~…

今回は選べないからそのコーナーは避けてたのですが~…

そうだな~…

 

『ニ龍争珠』…

あと栖鳳の原画が刺繍になったシリーズ…

それと下絵シリーズ…

それでもって雪舟の模写したやつ…

あ~個人蔵シリーズも!

 

………ね。

多くなっちゃうでしょう。(笑)

 

 

会期:9月3日~10月14日

前期…9月3日~23日/後期…9月25日~10月14日

開館時間:10時~17時(ただし、毎週金曜日は20時迄)

休館日:月曜日、9/17、9/24(ただし、9/16、9/23、10/14は開館)

観覧料:当日…一般→1300円

 

 

 

読んで下さった方に感謝を込めて。

 

 

 

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チラシです~。

 

上:金獅 (部分) /株式会社 ボークス

下:班猫 (部分) /山種美術館重要文化財 後期展示

 

ちなみに~…

同時期開催の第2回所蔵作品展 MOMATコレクションは、

栖鳳展のチケットを購入すると、当日限定無料券がついてきて…

つ、ま、り!

栖鳳展を見ればコレクション展はタダでご覧頂けますっ!

ホント、“近美の心意気”だと思いますよ~。

ちょっと多めに時間をとって頂いて…

コレクション展も是非ご覧下さいませ~っ!

 

 

 

うわぁ~!

3時ぢゃーーーっ!

寝るっ!←(笑)