おもちゃ箱な平生草子のブログ

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津軽の北の先の神さま(3)

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前回の続きですー

 

前回は

岩木山神社に明治時代以前に祀られていたのは

国常立命 (阿弥陀如来) / 多都比姫命 (十一面観音) / 大己貴命 (薬師如来)

国常立神といえば艮の金神

阿弥陀如来須佐之男

なので

国常立神 = 艮の金神岩木山の神さま(男神) =素戔嗚尊天照大神(男神)

また多都比姫が十一面観音なので

十一面観音 = 瀬織津姫

であるならば

多都比姫 = 瀬織津姫天照大神(女神) = 岩木山神さま(女神)

といったところで再び話をお山参詣に戻そうとしていたところでした

 

 

前回記事をふまえまして、

岩木山の神さまシリーズの前回シリーズ『岩木山の神さま隠されたもの』で

瀬織津姫は水神で龍神だというお話を致しましたが

となればやはり、

“多都比” 姫の漢字は “龍飛” の方だったのではないのだろうか?

とか、 ちょっと思いました

龍神瀬織津姫(=多都比姫)は北の海の道の方へ飛ばれるのかもですね

いやしかし結局、

現代に伝わってる伝説とされる岩木山神社にまつわる小話類は

まぁあえてドレとは言いませんけれども

明治時代以降の後付けというコトになるかもな、と

あと、

十六菊紋が入った岩木山神社拝殿の屋根の鬼瓦なのですけども

よくよくよく見れば、、、、

十六菊紋の左右の斜め下に小さなハートがそれぞれ入っているではあーりませんか!

鬼瓦にハート、、、、←(笑)

いや、

当ブログでちょっと前に

明治神宮には小さなハートがたくさん忍ばせられている

というお話をさせて頂いていたのですよ

なんだかちょっと、

当ブログオーナー的にアクマでもちょっとですよ?

似てるなぁとか←(笑)

それでお山参詣、

お山参詣は3日間の日程で行われます

当ブログオーナーはお山参詣の中日宵山にちょこっとだけですが参加して

お山参詣を傍目に見ていて思ったのですけれども

 

お山参詣では参拝者が岩木山に登りながら唱える文言というのがございまして

その唱文と世間一般的な解釈というのが ↓

 

・懺悔懺悔(サイギサイギ)

→ 過去の罪過を悔い改め神仏に告げ謝す

・六根懺悔(ドッコイサイギ)

→ 人の六つ感覚(目/耳/鼻/舌/身/意=六根)の迷いを捨て汚れのない身となる

・御山八大(オヤマサハツダイ)

観音菩薩弥勒菩薩文殊菩薩/地蔵観音/普賢菩薩不動明王虚空蔵菩薩金剛夜叉明王

・金剛道者(コウゴウドウサ)

→ 金剛石のように揺るぎない信仰を持つ巡礼者

・一々礼拝(イーツニナノハイ)

→ 八大柱の神仏を一柱ごとに礼拝する

・南無帰命頂礼(ナムキンミョウチョウライ)

→ 身命を捧げて仏菩薩に帰依し神仏の戒めに従う

 

なのですけども、

一先ず置いておきまして

次に、

お山参詣のクライマックスといいますか3日目

旧暦の八月一日に暗い内から岩木山神社を出発して岩木山山頂を目指す事を

“朔日山” (ついたちやま)といいますが

その朔日山で

参拝者が山頂付近に近づいた時のかけ声といいますかがですね、

 

「来たじゃー、八(ハチ)、来たじゃー 今来たじゃー」津軽弁

 

※標準語訳 →

「来ましたよ、八(ハチ)、来ましたよ、今来ましたよ」

 

と言いまして

当ブログオーナー的に思ったのは

 

登山唱文の方の “御山八大” は八大柱の神仏の事を意味するのではなく

岩木山の御山にいらっしゃると思われる “八(ハチ)” という単体の一柱

の事を指しているのでは?

 

とか思うのですよねぇ

いやだってですね、

そもそも今現在の岩木山神社御祭神は前述致しました通り五柱となっている

のに、ですよ?

岩木山を参拝する岩木山のメインイベントともいえる御山参詣で

わざわざ別の八柱に礼拝しますかね?

だとしたら、

岩木山岩木山神社は関係がない、若しくは薄いといえる事になると思います

(津軽一代様では岩木山神社虚空蔵菩薩なので)

更に、

明治時代以前に岩木山神社に祀られていた三柱の仏(ホトケ)版の方が

わざわざご丁寧に今現在の上記の八柱には入っていない辺りが

なんといいますか、

逆に、

如何に “八” が単体の “八” と思われたくなかったかという痕跡

に見えてしまって、

それがかえって後付けなのではという印象が強くなる気がするといいますか

多分、

津軽弁” の “音” に漢字と意味を後付けて考えられたのではないかと思うので

 

“オヤマサハツダイ” は “御山には 八 大明神or大神がいます” みたいな意味

“イーツニナノハイ” も “一々礼拝” という漢字と意味なのではなく

例えば、

必ず旧暦の八月一日に登頂に参拝するから “一日に(なって)礼拝” とか?

だってよく考えればですよ、

たくさんの神々に対して礼拝する時に “一々” という言葉は失礼なのでは?

と、思うのですよねぇ

それにですよ?

仮に八柱に “一々” 礼拝するとして

それなのに山頂付近では “八” という一言で総称するというのは辻褄が合わない

のではないかと

“コウゴウドウサ” も引っかかっておりますのですけども、

とにかく文末の “サ” が

“サ” は津軽弁では “者” とは言わないと思います

“サ” は標準語でいうところの助詞 “〜に” とか “〜には” とか “〜は”

という意味になるので “サ” は譲れません←(笑)

 

まぁとりあえず、

“八” の方を考えてみまして

“八” といえば

で、パッと出てくるのが

古事記に出てくる日本最初の和歌と云われスサノオさまが詠んだとされる

 

雲立つ 出雲重垣妻籠重垣作る その重垣を

 

古事記ながらスサノオさまが詠んだとされる和歌にやたらが出てくるという

あと例えば、

世間一般的なところで八は出雲系によく出てくる数字

(世間一般的にスサノオさまは出雲の神の中のドン的存在)

あと、

スサノオさまのお子様は八人という事になっております

(かの有名な東京地方の “八王子” の由来ですね)

なにやら、

スサノオさま = 八

が浮かんできますね

それからバアル神とか?

 

※バアル神とは

ウガリット神話に登場する雨風の神

 

なのですけども

このバアル神はもともとハッディという御名前だったらしく

なんとなーくっぽくないですか←(笑)

いやそれだけではなくてですね、

バアル神はと関わりがあったり

更には世間一般的に、

バアル = スサノオ

といわれていたり致しまして

 

あとは、

古代イスラエル10支族で日本に渡来した一族が黄金の仔牛像を崇拝していて

コレがバアルと同一神でというお話で

 

古代イスラエル10支族とは

旧約聖書に描かれる12の部族の内

なんだかんだで10番目の部族が行方知れずになったと云われている

けれども、

実は世界各地に広がっていてその内の一団体が日本にもやってきているとされる

 

とすれば、

 

艮の金神スサノオ = バアル = 八

 

の線で繋がりそうな、、、、?

そういえば、

八幡さまも “八” ですね

当ブログでは以前、

関東一円の “八幡様” の建立由来が一様に源氏が関わる事が不自然過ぎる

的なお話をさせて頂いた事があるのですけども

もしかして、

全国の、

とまでは言いませんけれども

一部の “八幡様” も由来が当時の権力を持った者にすり替えられる等して

実は元々岩木山の神さまと同じ “八” を祀っていたりして?

はっ!

そーういえば、

津軽一代様で “弘前八幡” のご本尊の本地仏が “阿弥陀如来” でした!

 

津軽一代様について詳しくはコチラ ↓  

津軽一代様!総合一覧!」

 

弘前八幡のご本尊の八幡大菩薩を、、、、

省略的な事をする、

若しくは津軽の例の訛り転化したら “ハツダイ” になるのではないだろうか?

まぁともかく、

 

八幡大菩薩阿弥陀如来 = 国常立神 = 八

 

になりそうですね

そしてですね、

津軽一代様の “未/申” 年ご担当が大鰐の大日様

なのですけども、この

大日様は実は阿弥陀如来で国の重要文化財に指定

されており

そして申年といえば、

どーうにも当ブログオーナーは庚申塔が出てきてしまいまして

(前回記事から当ブログオーナーの頭の中ではチラチラしておりましたけども)

 

庚申塔とは

三尸(さんし)という人の体にいる、

いわゆる “虫” が庚申の日の夜に

帝釈天のところへその人の悪行を報告に行くという中国の道教の三尸説を元に

三尸を帝釈天のもとに行かせないようにするべく

夜通し寝ないで過ごした日本各地に残る風習を石などに彫って残したもの

 

いやでも、

そんな庚申信仰のご本尊は青面金剛

青面金剛帝釈天のお使いでして

その帝釈天ヒッタイト条文というヒッタイト王国で編纂された法律集で

インドラと同一の神とされているのですけども

 

※インドラとは

バラモン教ヒンドゥー教で雷や天空の神とされる

ヒッタイトとは

紀元前15世紀頃、現在のトルコの辺りに繁栄した民族

 

このヒッタイトが実はハッティの英語名で元々ハッティだったという

ハッティですよ?

バアルの元名 ハッディと似てます

そしてやはり、、、、 っぽくないですか?←(笑)

しかもこのヒッタイトは地球上で初的な勢いで高度な製鉄文化を持っていたとされ

いや、

岩木山の神さま過去シリーズで

岩木山の鬼は刀やら農具の製鉄技術を民に教えていたっぽい事を

書かせて頂いていたのですが

実際に、

津軽岩木山麓の大館森山遺跡から縄文/平安時代の製鉄遺跡が出てまして

古代中東地域と津軽、、、、

なんだか関わりがありそうな気もしてきました←気のせい?(笑)

でも古代イスラエル10支族が本当に日本に渡ってきたりしていたとすれば

なくもない話かもな、と

そして、

帝釈天と同一神とされるインドラの武器が “ヴァジュラ” といい金剛杵” と書く、、、、

なんとなーくザックリと なのですけど、

“コウゴウドウサ” はこの辺の意味だったのかなぁ?とか、、、、

というコトで長くなりましたが、

当ブログオーナーが何が言いたいかという事をマトメてみますと

 

国常立神 = 阿弥陀如来 = 大鰐の一代様

大鰐の一代様 → 申 → 庚申塔青面金剛帝釈天

帝釈天 = インドラ → 金剛杵 →青面金剛庚申信仰 → コウゴウドウサ?

津軽弁的に訛って?

帝釈天 = インドラ → ヒッタイト = ハッティ → 八

ヒッタイト = 高度な製鉄文化 → 岩木山麓製鉄遺跡 = 岩木山の神さま

ヒッタイト = ハッティ → ハッディ = バアル = スサノオ

 

といった図式になりますでしょうか

といいますか、

こんなに偶然が揃うでしょうか(汗)

ダメ押し的にといいますか、

岩木山の神さまシリーズで最近よく登場する八卦後天図

その後天図と組み合わせて使われる九数図 = 洛書という魔方陣では

 

の場所にがあるのです

 

艮の金神 = 八にもなりそうです

そんなこんなで、

津軽半島は龍飛を北に向かったらスサノオさまがチラチラしだして

お山参詣の登山唱文を考えてみたらスサノオさまがしっかり見えてきて

しかも、

岩木山の神さまがもしかしたら古代の中東辺りと関わりがあるのやも?

というコトがチラチラしてきましたけれども、、、、

こうしてみると繋がるといいますか

当ブログオーナーは腑に落ちた感は御座いました

でもここまでくると、

もう一案浮かんでしましました ↓

 

“オヤマサハツダイ” → 八 = 岩木山の神さま(男神) = 皇

であるならば、

“コウゴウドウサ” →実は “皇后” 的な漢字と意味で = 岩木山の神さま(女神)

と考えられ、

“イーツニナノハイ” → (ご夫婦で)一つに礼拝

というのも有りかな

 

とか、

コチラですとなんといいますかまぁロマンチックですよね←(笑)

いやでも、

古代中東辺りとの関わりも?というのもロマンですよ←(笑)

いずれにしましても、

尽きることのない魅力的な岩木山の神さま

というコトなのでしょう!

突き詰めて考えるともっと色々出てきそうではありますが

既に長々となりましたので

とりあえず、

今回はこのあたりで。

 

 

読んで下さった方に感謝を込めて。

 

 

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今回の岩木山神社お山参詣で出ていたお山参詣用のお守り ↑

 

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前々から出そう出そうと思って出しそびれていた ↑

岩木山神社本殿の柱にいらっしゃる龍

周りが十六菊紋の模様、、、、

 

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今回の締め括りの一枚としまして ↑

龍飛岬から津軽方面を見て