おもちゃ箱な平生草子のブログ

好きなイロ色を書いております

 

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岩木山の神さま(5)

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岩木山神社は巌鬼山神社から遷座されたものであり

その十腰内の地名由来に“鬼”が登場して…

(因みに、鬼の作った刀の一腰が 今でも巌鬼山神社に奉られているそうな)

…気付いた事が、

私の母方の本家地域は“鬼沢”と言って

鬼が神様として祀られる“鬼神社”もあり、

なのでここでは節分の際に豆まきはしないのだ。

そういえば鬼沢の地名由来は…

 

昔々、この土地は痩せて作物の出来が悪かった。

そこに岩木山の巌鬼山に棲むという鬼=大人(オオビト)が現れて

せっせと荒地を耕し出したのを見た村人達は

ただの鬼ではない と思い、

開墾の困難と農業用水の必要を鬼に訴えた。

すると鬼は 力を貸そう

と言って姿を消した翌朝…

荒地には一筋の勢い良い水の流れが出来ていた。

それに感謝した村人は 長根派と呼ばれていた村名を鬼沢と改め、

鬼神社を建立、農業の神様として至る…

因みに、以後その水は干ばつの時も決して枯れる事はなかったという。

 

山神信仰の本拠地の巌鬼山から

鬼が下りてきて水を授ける…

 

実は、昨日の十腰内の話には続きがある。

鬼神太夫が去った翌日から娘は高熱が出てそのまま他界する。

三年後、その妹に求婚する若者が来て

七日の内に十腰の刀を鍛え婿になった。

長者が姉の時の事を話すと

若者はそれは自分の兄に違いないと言い、

兄は龍の力で刀を作っていて、

龍神に祈願していたと話したという…

 

つまり、

山神様=鬼=龍?

それなら鬼沢で鬼が水を授ける話も納得がいく。

龍は水神様だから。

それでもって、

十腰内の由来になった鬼が

鬼沢の神さまになったのだろうか…?

鬼についてもう少し調べねばと思ったら…

またど偉い事を発掘するのだが…

 

…つづく!

 

 

 

読んで下さった方に感謝を込めて。

 

 

 

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弘前市街地からの岩木山