おもちゃ箱な平生草子のブログ

好きなイロ色を書いております

 

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百花繚乱―花言葉・花図鑑― @山種美術館に行ってきました~

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後回しにしている美術館感想モノシリーズ第四弾(笑) 

 

当ブログの常連・山種美術館の春の展示ですが、 

一昨年は“百花繚乱”

去年は“桜”

今後は毎年交互にやるのかしら?

そんな訳で、

花の絵で美術館を咲き乱れさせよう!

という春ならではの展示です。

 

まずは“人と花”を主題にした作品が並びます~

なので物語や風俗画が集まってました。

 

物語だと

源氏物語…夕顔

→森村宜永

太平記児島高徳

→橋本雅邦

という感じです。

 

続いて春夏秋冬の花が一遍に描かれてある絵を集めて“花のユートピア”と銘打ったコーナー。

 

私的には

作家はただ描きたかったから一遍に描いただけでは?と思ったのですが…

それを“理想郷”として括るなんて…

ロマンチスト山種!(笑)

 

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田能村直入/百花

(コチラはマイ絵葉書コレクションから)

 

田能村竹田の意志を継いだ方なので南画ですが

コレ、面白いですよ!

 

約4mの巻物に百種類の花々が描き込まれていて

写真の部分の植物だけでも、名前を全部言える方いますか~?(笑)

 

お次は、春夏秋冬の時系列に沿った“四季折々の花”

正に多種多様でした。

 

 

・鈴木其一/牡丹図

 江戸後期の琳派を代表する酒井抱一の弟子で後継者です。

 イイよなぁ琳派

やっぱりパッとして目立つ。

 

・杉山寧/杜若

コレ!凄くないですか!

アノ!杉山寧の普通の植物画(笑)

というのも、彼は不思議な空間構成の絵が有名だからです。

 

今回も見れて嬉しかったのはコチラ

 

中川一政/薔薇

 ・梅原龍三郎/向日葵

 

両者油絵の方ですが、私は感覚的に描いてる感じとかが好きです。

  

これでもか!

という具合に花に囲まれる展示です。

お花好きの方は是非!

 

6/2迄です!

 

 

 

読んで下さった方に感謝を込めて。

 

 

 

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荒木十畝の四季花鳥が使われています。