おもちゃ箱な平生草子のブログ

好きなイロ色を書いております

 

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速水御舟ー日本美術院の精鋭たちー @山種美術館に行ってきました~

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今日は、

山種美術館で10月14日まで開催されている

『再興院展100年記念 速水御舟日本美術院の精鋭たちー』

についてご紹介したいと思います~。

 

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再掲ですが、

山種美術館入口前がコチラ~。

 

この展示は、始まって直ぐに見に行ったのですけども

私的な都合や天候の関係で資料写真が撮れなかったりしていたので

記事にするのが物凄い遅くなってしまったのですが、

まあ、会期はまだまだあるから問題ナシ。

 

問題は…

が果たして内容を覚えているかどうか…

 

…って、もちろん冗談ですよっ!(笑)

だって、

気に入ったモノはその場でサッとクロッキーを描くくらいですもん~!

記録も記憶もよく残っております。

 

クロッキー⇒スケッチまでいかない極簡単に絵を描く事

 

え?

そのクロッキーは公開しないのかって?

それは…

ワタクシも売れてはいませんが一応は画家の端くれ…

企業秘密です!←(笑)

 

…え?

そんないもた情報はいらない?(笑)

失礼致しました!(汗)

では…

 

今回の展示は

現代日本に於いて、

伝統的日本絵画が受け継がれている大御所団体が幾つかありまして

日本画を描く者は、誰でも一度はそこへ入りたいと憧れるのが

本展タイトルに挙げられた

 

日本美術院 ” 通称 “ 院展

 

現在、日本画のみを対象とした…

世間一般的には公募展の括りに入るのかな~?

 

実際には……………………

まぁ、色々ありますが主旨とズレるので割愛(笑)

 

とにかく、

日本画専門の美術館である “山種美術館” は

院展画家とは縁がとても深いという事で

院展の来年迎える再興100年を記念して企画された展示です。

 

では、院展といえば…

橋本雅邦・岡倉天心

辺りが主軸となって始められますが

色々あって解散状態になるものの

1914年に岡倉天心の意志を引き継ぐ 横山大観 などによって再興されるのですね。

 

最初の創立メンバーに

今回のメイン 速水御舟 の師に当たる 松本楓湖 (まつもと ふうこ) がいた

…という様な事は当時は関係なかったのかなぁ?

 

とにかく、

再興院展の一回目から御舟は出品していました。

 

はい、

ここでやっと出てきた本展メインの御舟です(笑)

 

速水御舟はルビふらなくても大丈夫でしょうか?

…一応、ふってみますね。

 

速水御舟 (はやみ ぎょしゅう) です。

 

御舟の師、松本楓湖が

以前ご紹介した 谷文晁みたいな学び方をした様で

随分と自由に絵を学ばせる指導の画塾を開いていたらしく

そういった事が、御舟の…

何と言いますか、幅の広い表現方法に繋がったのかも

…と、想像します。

 

“幅広い”というのはですね、

う~ん…あくまで主観ですが、

何と申しましょうか

 

若いのに、年が相当上みたいな描き方

 

とでも言いますか…

だって40歳で亡くなっているんですけど

色んな近代日本画家の中年から晩年みたいな絵だよなぁと思うのですよね(汗)

 

きっと…

早熟の天才って、こういう事をいうのですよ(_ _;)

 

……………う、ウラヤマシイ(_ _Ⅲ)

 

そんな訳で、

話は随分飛びましたが(笑)

 

本展は、

再興した院展の頃の代表される画家と共に

速水御舟を見ていこう

そんな展示です~。

 

上手く纏まった処で(笑)

マイ絵はがきコレクションから~

ちょっと、ご紹介してみましょう。

 

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速水御舟/紅梅・白梅

 

コチラは、

山種で琳派関係が展示される際によく見られますね。

大胆な構図と省略的な梅が琳派的と言いますか。

  

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速水御舟/牡丹花(墨牡丹)

 

1枚目の次にあえてこの絵を持ってきた。

ね?

幅が広いでしょう?(笑)

 

こんな風に水墨画

伝統的手法の暈しで牡丹が

しかも!

物凄い上手く描かれてあるのですが…

上手いには上手いだけの裏ワザが駆使された様で…(笑) 

どんな裏ワザだったかは是非!

山種美術館へいらしてご確認下さいませ~!

(入って一番最初に答えが紹介されています!)

 

10月14日迄です。

 

開館時間:午前10時~午後5時

(入館は午後4時30分まで)

休館日;月曜日

(但し、9/16、23は開館、その翌日は休館)

入館料:一般1000円、大高生800円、中学生以下無料

 

重要文化財に指定されている 速水御舟/炎舞 も見られる良いチャンスです!

 

 

 

読んで下さった方に感謝を込めて。

 

 

 

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チラシがコチラ。

上→速水御舟/翠苔緑芝

下→横山大観/喜撰山

 

この御舟は琳派ですよね。

何というか、

一括りに出来ない感じが天才な感じなのですよ~(≧□≦)

 

 再興院展作家で出品されているのは主に…

横山大観、下村観山、菱田春草、小茂田青樹

ですね。

 

中でも、下村観山2作は私的オススメ作品です☆

新しい日本画が模索されていた大正当時の

模索具合がよく現れているといいますか(笑)

 

あと、今回展示されていた小茂田青樹は私的に好きなのが多かったです。

『梅鳩』の羽の色合いとかも良かったなぁ。