当ブログでは、
この時期になると津軽のお盆の風習アレコレを記してみておりますので
本日は、
今年もご多分に漏れず少々まとめてみたいと思います〜
〜津軽のお盆・準備編〜
STEP 1ー お仏壇に擬似灯籠を飾ります
↑ の商品名には『とうろう』と書かれてありますが
津軽の方々は一様にコレを “とろっこ” と呼びまして
一体全体何故なのか?
と思うのですが
恐らく、、、、
とうろう
↓
とうろうっこ
↓
とろっこ
といった具合に要するに、
訛ったのかな、と(汗)
まぁそれはともかく元々は、
お盆的には彼岸から帰ってこられるご先祖さまに
よりたくさんの灯りを点けるコトで目印的な意味合いがあったのかも?
それで、
コチラをよくよく見てみれば・・・・ ↓
とうろうっこは食べられないそうです!←(笑)
個別にも見てみましょう ↓
この鐘タイプは今回初めて見たかも
おっとカブが、、、、
当ブログ的にいわゆる例の “完璧ハート” です←(笑)
STEP2ー ご先祖さまが往き来する乗り物を作ります
彼岸から此岸へ → 馬(胡瓜)
此岸から彼岸へ → 牛(茄子)
注) 胡瓜と茄子では御座いません。馬と牛です!←(笑)
馬は “早馬” で速く此岸にお出でになるように
牛はゆっくりと彼岸へ行かれるように
という意味があります
今年もお馬さんに馬らしい尻尾をつけてみました
馬と牛をお仏壇にセッティングし
ご馳走なども作ってお仏壇にお供えをしまして
いよいよ、、、、
〜津軽のお盆・実行編〜
STEP3ー ご先祖さまを誘導します
注) キャンプファイヤーでは御座いません
キャンプファイヤーっぽくみえなくもないですが←(笑)
実際の大きさは30センチ四方くらいでして
しかも別にこの様な形態ではなくても何でもよくてですね
とにかく、
夕方以降に火を焚いて
“ウチはココですよ!”
といった具合に
ご先祖さまを誘導致します
この火を焚く期間は
8月13日〜20日まで
お盆期間中、
火を焚くというコトになります
ちなみに、
STEP2で作った牛と馬のセッティング期間は
8月13日〜8月15日まで
16日にはお仏壇から下ろしてしまいます
つまり、
15日までご先祖さまが彼岸と此岸を行き来している事になり
13日〜15日までが迎え火
に、なると思われます
此岸へはスローペースの牛に乗っていかれるので送り火の方が長い期間になるのでしょう
以上、
津軽のお盆行事をステップ毎にまとめてみました。
なお、
ご先祖さまをお迎えするので事前に家の掃除などもするのが慣例です。
読んで下さった方に感謝を込めて。